【書評】投資家が「お金」よりも大切にしていること

著作:藤野英人

お金について深く理解できた良い本です。お金を稼ぐことは悪いイメージではない。

お金を考えることは、人生を考えることに他ならないということが理解できました。

学べる内容

・お金を稼ぐとはどのような意味があるのか理解できます。

・日本人に対するお金の認識が理解できます。

・自分は投資をしている。人生を豊かにするマインドを学べます。



印象に残った内容6選

日本人のお金に対する価値について


日本の現金・預金比率が突出して高い

他の国は有価証券や株式といった「投資」の比率が高いという結果があります。

統計からわかることとして、日本人はお金が好きということがわかります。




日本人の寄付について

アメリカでは約年間13万円のお金を寄付している

日本人は成人1人あたり、たったの2500円!

アメリカは家計の3%、日本は家計の0.08%の寄付

自分のお金を現金や預金として守ることしか考えていない



人は、ただ生きているだけで価値がある

赤ちゃんは自分では何もできないし、1円も稼ぐことはできないが、立派な経済主体です。

赤ちゃんがいることによって成り立っている会社や産業がたくさんある

ベビー服、ミルク、ベビーフード、ベッドなど

赤ちゃんがいるだけで生活ができる人はたくさんいる

社会貢献は、新しい何かを作り出すことだけでなく、消費することによって成し遂げられる。




自他不二いうより「自他分離」

自他不二とは、自分の喜びは他人の喜びにつながり、他人の幸福は自分の幸福につながる。

自他分離とは、自分のことさえ良ければよい。

そのように考える人が多くなっている。

自他不二の感覚が強いほど、「社会に対して何かしなければ」という意識が生まれ、投資や寄付といった活動に結びつく。

そのような感覚を大事にしたいと思います。



「ありがとう」はチップ

良い消費者」になる。必ずありがとうと言うようにしている。

日本人にはチップの文化はありませんが、「ありがとう」こそがチップの役目を果たす。

小さな心掛けから大きな気持ちの変化を感じると思うので実践していきます。





私たちは、孤独のための商品やサービスに、思わずお金を使っている

仕事帰りになんとなくコンビニに寄ってしまうのは、暗い夜に煌々と明るく輝いている店内に引き込まれる。

事前に沸き起こる孤独感を埋めるためかもしれない

このような気持ちはすごく共感しました。



ブレてもいい。揺れ動いてもよい。1歩ずつ理想に近づこう

真の安定とは、変動・変化をしないことではない

変化と向き合い、変化をチャンスと捉え、変化を望んで実際に動くこと。変化こそが安定

まとめ

私が買っている物やサービスは背景にたくさんの人の社会貢献をしていると感じることができました。

改めて生活できていることへの感謝やお店のスタッフや店員さんに向けて「ありがとう」と感謝の言葉を伝えようと思いました。

ぜひ気になった方は読んでみてください。とても多くのことを学び・気付かされることも多いです。

読んでいただきありがとうございました。


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